【散文】ちょっと泣いた、ウルトラマンブレーザー第6話「侵略のオーロラ」で。【アンバランスゾーン】
よう地球のみんな俺は鬱田
タイトルの通りです。
ちょっと泣いた理由をお話しします。
たぶん9月2日ぐらいまではYouTubeで該当話が無料配信から気になったら見てみてね。
↓
以下泣いた理由を話しますネタバレあり
【あらすじ(ネタバレ)】
機械には「人間にこき使われてて最悪」という負の感情がある、と認識しているカナン星人が、地球の機械を暴れさせる事件発生。
防衛チームのメカニック・ヤスノブ隊員はコインランドリーの乾燥機(私物じゃない)に「くるる」と名前をつけて話しかける習性があったが、その乾燥機もカナン星人の手で暴走しストレス発散を始めてしまったためもうショック。
なんやかんやあったがヤスノブは「機械に心があったとして、それは負の感情だけじゃない気がする」という熱い気持ちを持って叫び続け、結果機械(アースガロン)に助けられて命拾い。お騒がせなカナン星人はウルトラマンブレーザーに処刑されたのであった。めでたしめでたし。
………
服を脱ぐとムキムキなヤスノブ隊員とか防衛チームの微笑ましくもいいチームなやりとりとか見どころたくさんの名エピソードでした。
泣いたのはこのエピソードの一番最後。
誰よりも機械の仕組みをわかりつつ、誰よりも機械に心を仮想していたメカニックのヤスノブが、(視聴者の視点からしても)自分の叫びに応じて助けてくれたようにしか思えないアースガロンの動作を、「単なる誤動作かもしれない」と言うんですよね。
これによって、「この30分間どう見ても心があるように見えていた機械の作動も、全てバグった誤動作がたまたま人間の呼びかけと噛み合って見えてしまっただけかもしれない」という可能性が提示されているんですよ。
機械はたまに心がある "ように見える" 動きをすることがある。本エピソード中の機械の暴走も、怒ったり反逆したりしてる "ように見えてる" だけで、カナン星人が恣意的に操ってただけかもしんないですね。
ヤスノブの発言を受け、ゲント隊長は「(誤動作じゃない、)お前の声が届いたんだよ」と言い切って見せます。カッコいい。
そんなやりとりを見ていた古びた乾燥機・くるるは、誰にも触れられていないのにも関わらず、まるで会話を聞いていたかのように音を立てます。
ガコン、と。
これこそ単なる誤動作、偶然かもしれない。そんなことは大の大人である当のゲントとヤスノブが一番わかっているはずです。それでも2人は「聞こえてる?!」「くるる!」「くるる〜!」と乾燥機のくるるに呼びかけながら、甲斐甲斐しく掃除、もとい、お世話をするのでした。
(ここからちょっと泣いてる)
機械に心はあるのか。その真偽はわかりませんが、人間は機械に、道具に、心を見出すことができるんですよね。それは他ならぬ人間に心があるから。
そして今回のお話では、地球外から来たカナン星人という異分子によって「アンバランス」がもたらされ、機械たちが自我があるかのように動き出す「アンバランスゾーン」が私たちの目前に広がっていました。
ですが、カナン星人が倒され、そのアンバランスが排除された平常の世界でも、我々は生活のパートナーとなった機械たちに心を見出すことができるんです。それをヤスノブ隊員とくるるは教えてくれたのです。
……
えっと今僕2つの軸で泣いてて、上の2段落に微妙に繋がりがないのはそういうことなんですけど、えっと、
感動軸のひとつは「人間は機械に心を見出すことができる」ということの素晴らしさ。なんでそれが素晴らしくて嬉しくて涙が出て来るのかっていうのは僕にはうまく説明できませんごめん。そういうの説明するの得意そうな友達の心当たりは複数あるので彼らに任せましょう……。みんなも身の回りにある機械・道具たちのこと、大事に扱ってあげようね。
もうひとつの感動軸は、現実の延長線上にある「アンバランスゾーン」を見せてくれるウルトラシリーズの、「日常→アンバランス→日常」という「フィクションからの還元」みたいな構造への感動。なんでこれで泣くのかっていうのもうまくは説明できませんごめん。だってさあ、素晴らしいじゃん、これって。実際問題怪獣なんて出ない方がいいけど、人は何のために怪獣を生み出して、愛して育んで、ユニバースを広げてきたのかな。それは生きるためだって信じてるからね。
以上です。ここまで読めた人はいるのかな?読んでくれてたらありがとう。感動を届けてくれて、感動を共有する媒介にもなってくれたスマートフォンなんかにもありがとう。
またいつかどこかで会いましょう。
ヘロワッチ
【※顔写真】刃牙展を目撃した
……
まずね……会場に入ると “存在(い)る”ンですよ、ジャック・ハンマーが。
もう巨大(デカ)いのなんのって
私も決して足は小さい方ではないんですけどね
規格が違います 入るクツあるのかなァ……
そんなジャック・ハンマー(ではなくジャック範馬ッッ)にメンチ切っても生還できる、それが刃牙展です。
でね……これで序の口だって言うんだから恐ろしいでしょ
これはあの有名な……虎殺しのやつですね
私も年甲斐なくハシャいじゃいました ハハハ
イテッ
……いやァ……そんな風に展示を楽しんでたらこう……“視線”? それとも“殺気”? “気配”?のようなものを感じて……ちょっとハシャぎすぎたかなーってそっちを向いたらねェ……“存在(いた)”んですよ……
ええ……背中と目があったのなんてハジメテでした
“鬼の貌”ってホントなんですねェ……
顔認識が反応しちゃうんだからもう、文句のつけようないスよ
間違いなく“貌”です。
すげ〜
前の顔も自撮りに応じてくれました
じゃあ……俺からも礼をしないとな……
拳!!!!!!!!
……
トリケラトプス拳やったらもう刃牙展の目的は8割達成です。もっと花山薫とかとも自撮りしたし刃牙の家に落書きもしましたがトリケラトプス拳やったのでもういいです。
一人で行ったんですが同じく一人できてたお姉さんが写真撮ってくれました。本当にありがとうございます。
最後に地下闘技場を見て帰りましょう
オッ!刃牙クンじゃん(笑)
お父さんに比較(くら)べるとちっちゃいね〜(笑)
えッ…………?
ッ〜〜・・・・・・・・・
爪だの……歯だの……
兵どもが 夢の跡……
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おわり
Cブロック一回戦:【100点オールイエス】選手vs.【赤単ブランド】選手
この鬱田最大トーナメントには『100点ルール』と呼ばれる制限のもと構築されたデッキも、少数だが参戦している。
『100点ルール』とは、一部のプレイヤー間で遊ばれている独自フォーマットである。
コモン1点・アンコモン2点・レア5点・ベリーレアおよびレアリティなし10点・スーパーレア以上20点、とレアリティごとに点数を取り決め、40枚の合計が100点以内に収まるようにデッキを構築する。
早い話が、強いカードを複数使えない、一種の「縛りプレイ」だ。点数を気にすることなく組まれた通常のデッキに比べれば弱くなってしまうことは想像に難くない。
それでも強豪ひしめく今トーナメントに果敢に挑んだ選手がいた。前置きが長くなってしまったが、今回は100点の戦士:イエス選手と、ブランド選手の戦いをお送りしよう。
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コイントスで先手を得たのはブランド選手。《グレイト”S-駆”》をチャージしてターンを返す。使用しているのはやはり【赤単ブランド】のようだ。
対して後攻のイエス選手は《リペリレニア・メーザー》をマナゾーンに置く。なかなか見る機会のないカードだが、こういったレアリティの低いカードを活躍させることができるのも構築を限定したルールの面白さだ。
手番が渡りブランド選手の2ターン目、《こたつむり》をマナゾーンに置いて《一番隊 チュチュリス》を召喚。1ターン目の《ブレイズクロー》こそ出なかったものの、かなり順調な動き出しと言えよう。
続くイエス選手のターン、《至宝 オール・イエス》をチャージしてのターンエンド。戦術の軸となるカードであり、本来ならばこのターンにジェネレートしたかったのだろうが、色が揃わなかったのだろうか。
そして、このマナチャージがイエス選手最後のプレイとなった。
【赤単ブランド】にとって、先攻3ターン目は十分に「必殺の間合い」なのである。
3ターン目、《"罰怒"ブランド》をマナに置き、ブランド選手の使用可能マナは3、手札も同様に3枚。
まずは1マナを支払い《グレイト”S-駆"》を召喚、この「火のクリーチャー召喚」と《チュチュリス》のコスト軽減を受けたことで《我我我ガイアール・ブランド》が1マナでプレイされ、《"S-駆"》の上にスター進化する。
そして火文明のクリーチャーを2体召喚したことにより、残る1枚の手札《"罰怒"ブランド》のマスターB・A・Dが全軽減の条件を達成、こちらも1マナでプレイされ……手札とマナをピッタリ使い切り、チュチュリスの先導のもと盤面に2体のブランドが並び立った。
これに対しイエス選手はシールド・トリガーを引き込むこともできず、【赤単ブランド】の圧倒的な高速・高火力の前に敗れてしまうのであった。
イエス「僕がスリーブもつけてないカードを5枚シールド展開したときに思い出した興奮が、あったと思います。その気持ちを忘れずに、この先も勝ち進んでください!」
後にブランド選手が語るところによると、
「言ってることはわかるけど大会ではスリーブ付けてないとダメだし、厄介な懐古厨にならないように気を付けないといけないと思った」
とのことであった。各々の楽しみ方を尊重しよう。
勝者、【赤単ブランド】選手!
【デュエマ】開炎!鬱田最大トーナメント!!
最大トーナメントって言ってるのに
……
超(ちょ)久しぶりです、ドクオです。
デュエマの手持ちデッキが気づいたらだいぶ増えてたのでその中での最強を決めようという催しを始めました。それが #鬱田最大トーナメント。一回負けたらそこで終わりの一本先取トーナメントです。決勝あたりでは二本先取にするかも。
言う必要あるかわかりませんが、全選手おれです。一人で2デッキ使って戦わせるやつを優勝者が決まるまでやります。
先攻後攻はコイントスで決めます。
全選手入場とかトーナメント表開示とかはもう大体やっちゃったので、それらへのリンクを張っておきます。全選手入場長いのでTwitterで見て。
#鬱田最大トーナメント
— 鬱田 (@dokkoi0622) 2021年10月4日
手持ちで一番強いデッキを決めたくなったので
全選手入場です!! pic.twitter.com/8qa2fS5IeP
裏ばなしですが、選手紹介の文章は基本的に『グラップラー刃牙』の最大トーナメントのアナウンスに準えているものの【モルト「王」】の紹介は完全に捏造、【寄成ギョウ】のものは『バキ道』6巻であるキャラが入場する際のアナウンスのパロディです。これしか考えられなかったから……
しかしバキ道、ヤバすぎる。
以上!
— 鬱田 (@dokkoi0622) 2021年10月4日
オブザーバーとか特になしッッ
天内悠とかもなしッ
マッチングは完全ランダム!!
総勢25名の〝雄〟たちよッッ
死闘
開始(はじ)めいッッッ!!#鬱田最大トーナメント pic.twitter.com/ty7UT2zZxl
↑リザーバーって言おうとしてオブザーバーって言ってます。かわいいね。
このブログでは、トーナメント中いくつかの試合の「テキストカバレージ」もどきを載せてみようと思っています。ゲームの一部始終を読み物化したものね。
たまにしか読まないけど、たまに見ると面白いんですよ。手に汗握れます。
どれくらいの期間でやるのか。クオリティはどれくらい凝るのか。飽きたらやめるのか。動画は上げるのか。なんにも決めてませんがとにかく気が向いたときにこのブログにカバレージもどきが載ります。
以上
開始(はじ)めいッッ!!!!
【デュエマ】メタリウム…光ッ線!【オリジナルルール】
お久しぶりです、ドクオです。
Twitterの増刊号がこのブログなので増刊するほどのことがなければ更新は止まります。えへへ
今回も別に更新するほどのことがあったわけではないんですけど、気が向いたのでお気に入りのデッキをひとつ雑に紹介しようと思います。次元GRなしの40枚デッキです。
組んだのもかなり前だし目新しいものでもありませんがお付き合いください。
あといつもならカード名のところ公式リストにリンクするようにしてるんですけどいまPC修理中でスマホからだと上手いことリンクできなかったんで今のところ見せかけで青いだけです。ゆるして
〜〜〜〜〜〜
かなり前──
え!?
え!!?
え!??
えーーーーーっっっ!!!!
〜〜〜〜〜〜
お前がこの宇宙から戦いを無くして平和をもたらす、最後の勇者となれ……
なった……。
というわけで《バークアステカA》のデッキです。2ブレイク後なら2マナで飛び出るSAダブルブレイカーかつ出た時に合計7000までのスクラッパー的除去も撃てる、強くてかっこいいヒーローの早期登場→決着が狙いです。
要はいっぱい殴れば出せるので特に難しいことはなく、《ブレイズクロー》とか《ポレゴン》とかでバカスカ殴って《キタカゼマンA》出して打点増やして〜ってやってればじきに自分か相手のどっちかが死にます。
キリフダッシュ分のマナはスノーフェアリーに工面してもらいましょう。1T目1マナアタッカー→2T目《増刀の鎖 シノブ》の動きが出来ると即座にアバレチェーンが発動してなんか気持ちいいですよ。
そしてこのデッキをブログに書こうと思った1番の理由が、A以外にも隠し弾的な切札が2種類差してあること。
息切れしやすいビートダウンなので《“轟轟轟”ブランド》は言わずもがな、先述の通り基盤が結構スノーフェアリーだから《氷結龍 ダイヤモンド・クレバス》もまあまあ噛み合いが良いんです。
「相手の盾が無くなるとキリフダッシュできない」というアステカAの弱点もカバーしてくれます、嬉しい!
初めは《勝熱龍主 モモキング》とか《モモダチ ケントナーク》とかも入れてみてたんですけど多色が重すぎたのでいなくなりました。その辺の枠に入れた単色の《新導バット》が中々いい働きをしてこれも嬉しい!スタートデッキのカードは侮れないですね。
……
言いたいことは大体言ったので今回はここまで、ありがとうございました。
十王篇めちゃくちゃ楽しかったので次のパックで終わっちゃうのがちょっと寂しいですね。
明日発売のコロコロには来年度の情報が載ってるかな、楽しみ。
【映画】『8日で死んだ怪獣の12日の物語』と、『円盤が来た』『円盤が来ない』についての散文。
ごきげんよう、ドクオかつドッコイです。
今回は記事ではなく散文です。なぜなら特別伝えたいことがあるわけでもないから。長めのツイートだと思って見てもろて。
さて、タイトルの通り『8日で死んだ怪獣の12日の物語』という映画を観たのですが、これが中々僕好みで面白かったです。
あらすじとかは↑ここ↑見てください。同じページから1800円でオンライン視聴できます。
ここから先この映画のネタバレしまくるのであらすじ読んで見ようかなと思った方はまた今度。サヨナラ……
さて何から話そうかな。
『8日で死んだ怪獣の12日の物語』
やー面白かったです。僕がウルトラシリーズ好きだから面白かったって部分と映画そのものの面白かった部分があるとは思いますが。
ここからマジでツイッターみたいになっていきます。
世界
まず作品世界。かつてのウルトラマン達の戦いが(少なくとも作中人物の樋口真嗣さんの中では)実際に起こっていたようで。というのも、樋口さんは作中で「俺が生まれてすぐぐらいの頃、怪獣とか宇宙人がほぼ毎週出てた~」というような発言をします。で、樋口さんの誕生日は1965年、ウルトラQの放送開始は1966年なんです。つまりそういうこと……(?)
最近は怪獣も宇宙人も出現していない(最近もウルトラシリーズは放映されているのに)という発言もあったので、おそらくはウルトラマンメビウスとだいたい同じ……ウルトラマン80の最終回、マーゴドンを最後に怪獣災害が止んだ世界なのかもしれませんね。
そしてそんな世界の現在。COVID-19という久々に現れた「大怪獣」に人々は脅かされていました。
怪獣災害。それは地球を侵す人類への鉄槌か、乗り越えるべき試練か。
『8日怪獣』の中のカプセル怪獣
通販で卵を誰でも買えて、簡単に成長していくという「えっそれ大丈夫なん?」と思わなくもないアイテム。そこはかとないアヤしさにウルトラ味をちょっぴり感じたり。
作中で主人公の斎藤工が購入したカプセル怪獣は次々と姿を変えます。その中にいくつか明確にウルトラ怪獣の形をした形態があるのですが……
アギラ/ミクラス/ウインダム→グドン→ガッツ星人→ゼットン(?)→バルンガ(?)
……どんどん強くなってるよね?
ゼットン(?)としたところ、僕はゼットンにしか見えなかったんですけど作中ではそうは言われずデビルマンとか言われてました。どうなんだろう。
かのセブンを磔にした実績のある強豪・ガッツ星人の姿をとったのが不味かった、カプセル怪獣は警戒され、殺処分されてしまいます(これが8日目の出来事)。
しかしそう簡単には死なず、ゼットン(?)等様々な姿を経て最終的にカプセル怪獣が辿り着いた形は
マスク。
口に着けるやつ。
やっぱりカプセル怪獣は人間を助けるために(たとえ時間稼ぎにしかならないとしても)戦ってくれる存在だと、そういう感じでした。
僕このオチめちゃくちゃ好きなんですよね。何がいいって「もしかしたら、あなたのマスクも実は カプセル怪獣かもしれません。」っていうセリフです。この、ある意味使い古された形式のセリフ/ナレーションで締めるの、あまりにも好き……。
「マスク大事」「カプセル怪獣ありがとう」「感染予防に努めるみんなもヒーローだ」っていうシンプルなとこも大好きです(僕は基本的に子供向けコンテンツである特撮で子供に向けたまっすぐなメッセージとかを提示されると泣く人)。手洗いうがい、ちゃんとやろう。
ペロリンガ星人
なんとこの映画、 ペロリンガ星人が出演します(姿は映らず声も聞こえませんが)。
何者かってのはこれ見てね。原典エピソード(ウルトラセブン45話)が見たい人はまだ見ないでね。
なぜかカプセル怪獣同様通販で売られていたペロリンガ星人(侵略の一環だったりして)。彼は劇中で購入した女性をほだして?たぶらかして?ダメな地球(人類社会)を抜け出して綺麗な星の世界へ連れ出そうとします。まさしく、原典のペロリンガ星人と同じように……(『8日怪獣』の個体に侵略の意志があったかはわかりませんが)。
なんやかんやで結局女性を地球に残して星に帰るのですが、彼はその際に置き土産をしていきます。
Corona virus vaccineを。
今人類が一番欲しいものくれちゃったよ。
また、このコロナワクチンのプロップ、どう見ても怪獣カプセル(ウルトラセブンが持ってるやつ)と同じ形をしていました。いや記憶違いだったら申し訳ないんですけど……多分。これが合ってたとすれば、単なるファンサービスではなくカプセル怪獣けいかく的な意味での演出でしょう。KAIJU DEFEAT COVID!
怪獣映画
「大怪獣コロナ」という概念がこの『8日怪獣』含めた企画の発端らしいです。確かに。強大で簡単には倒せず、人間世界を脅かすというコロナウィルスはある種の怪獣であり、それと戦う人々を描いたこの映画は怪獣映画と言えるかも。
これは完全に持論ですが、怪獣映画は襲い来る怪獣災害を人々が乗り越えてこそだと思っています*1 。
もちろんですが、この映画の中で俗に言うコロナ禍は終結しません。大怪獣コロナとの戦いは現実の我々に引き継ぎって感じですね。
……ん、さっきワクチンくれた宇宙人おったな
あ
ペロリンガ星人がウルトラマンになってしまった~
未知の脅威相手に人間がギリギリまで頑張った時に現れて、助けてくれる宇宙人
ウルトラマンになっちゃった
『円盤が来た』
そんなペロリンガ星人が登場したウルトラセブンの第45話です。
あらすじはpixiv百科辞典とかにあるのでそっち見てもろて。
※ここからの話はほとんど『8日怪獣』関係なくなります。
ざっくり感想を言うと、ペロリンガ星人が去った後のフクシン青年が置かれた町工場の日常を示す風景、あれが意図的に汚く写されてる(ように感じた)のがウルトラマン……って感じ。
『狙われた町』と監督が同じであると聞いて納得しました。実相寺先生の描いたウルトラの世界は印象深いものが多いですね。
『円盤が来ない』
令和元年放送作品『ウルトラマンタイガ』の第6話です。
タイトル通り『円盤が来た』のオマージュというか続編と言うか……な感じのお話。
超あらすじ
『円盤が来た』で地球を去ったはずのペロリンガ星人(かもしれない人 明言はされていません)は、実は別次元の地球、タイガのいる世界に迷い込んで約50年間地球で孤独に暮らしていました。かつてのフクシン青年のように綺麗な星の世界へ帰ることを夢見ながら。
そして苦節50年にしてついにまたとないチャンスが訪れるのですが、「宇宙人が地球人と一緒に住める地球」という理想を掲げる佐々木カナという女性に感化されてか、ペロリンガ星人は母星に帰らず、地球に留まることを選ぶのでした。おしまい。
……この『ウルトラマンタイガ』、わりと社会派の作品だと僕は思っていて。全編通して「異星人の共生」というテーマ(理想)が根っこにある感じがします。そのことに気づくのも遅かったし『円盤が来た』も見ていなかったので、『円盤が来ない』は放映当時いまいちピンとこない話だったというのが率直な感想です。
『円盤が来た』を見てから見直して、やっとなんとなくわかりました。
地球は50年で変われたかな これから先50年で変われるかな
— ガシャド髑男 (@dokkoi0622) 2020年9月23日
同じ地球人のコミュニティの中に身を置きながらも、居場所の無さを感じていたフクシン青年。誰にも自分の言うことを信じてもらえず、孤独に50年生きてきたペロリンガ星人。いわゆるはぐれ者とかマイノリティみたいなヒトはいつの世にも存在します。
『円盤が来ない』でペロリンガ星人が星に帰らない、地球に留まるという選択ができたのは、佐々木カナという地球人がいたから。カナさんは自分から少しでも世界を変えられるように、と頑張る人です。じゃあ、僕たちはどうだろうか。これから先の地球では、いったいどうなるだろうか。もしまたペロリンガ星人のような宇宙人と出会ったら……どうするだろうか?
「タイガ、僕らの番だ!」
ってことで、ひとつ。
エンディング曲も流れたので今回はこのあたりで。サヨウナラ。
*1:一番好きなシーンは怪獣がドーーーンって出てきて街をバゴーーーーンドカーーーーンってぶっこわすシーンだけどね
【ウルトラマン】『きたわれ』を見て椅子から転げ落ちた。
こんばんは、ドクオです。
残念ながら今回はデュエマの話ではありません。私、オタクのしての本拠地(?)は特撮なんです。
んでもって本拠地とか言いつつ履修が甘々でして、何かと家にいる時間が長い昨今の状況を利用して見落としてた映画なんかを見ていました。
そのうちの一本、『劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』通称『きたわれ』を見た感想の一部をブログに残すのが今回の目的です。とは言ってもほとんどTwitterで言ったことのまとめですが。
2016年公開の映画ということもあり、ガンガンにネタバレするので視聴予定のある方はご注意を。
また、そもそもウルトラマンのオタク以外読んでも意味わからん文にはなりそうですが一応本編の前に用語解説的な予備知識を載せておきます。
それでは、よろしくお願いします。
目次
ウルトラ予備知識
【マルチバース】……多次元宇宙。ウルトラマンの世界にはパラレルワールドとして宇宙がいっぱいあるよーということ。デュエマと同じだね。
【ウルトラマンノア】……並行世界を跨いで存在し、宇宙によっては神として崇められる程の高次元超人。ウルトラマンを超えたウルトラマン。希望を諦めない人が大好きで、力を貸してくれたりする。ウルトラマンネクサスというリミテッドver.みたいな姿がある。
【アローレイ・シュトローム】……ウルトラマンネクサス(=ノア)の必殺技のひとつ。雑に言えば光の弓矢みたいな技(なお弓の部分ごと飛んでいく)。
【ウルティメイトイージス】……上記のノアが強大な敵を前にしても諦めないウルトラマンゼロとその仲間達の姿を見てゼロに与えた鎧。高次元存在ノアの力の一部がそのまま物体になったみたいな高次元アイテム。バラージの盾とも呼ばれる。
【ファイナルウルティメイトゼロ】……ウルティメイトイージスを用いたゼロの必殺技。イージスが変形して弓型になり、光の弓矢みたいな攻撃を放つ(これも弓ごと飛んでいく)。
【ノアの神】……初代ウルトラマン第7話に登場した謎の存在。バラージという国家に存在する遺跡に祀られており、その姿は初代ウルトラマンそっくり。先述のウルトラマンノアとの関係は不明。
本文
主張
この映画を知っていて、かつ上の予備知識まで読んでくれた方はもう私が何を言いたいのかお分かりかもしれません。
ベータスパークアーマーってウルティメイトイージス!!!
……意味わからんと思うのでどうにか説明してみます。
まずベータスパークアーマーとは何か?
普通に解説すると、初代ウルトラマンとウルトラマンティガの光で作られた鎧です。それをウルトラマンエクシードエックスが着るので、どこを見てもウルトラマンノアの成分は含まれていません。この男は何故それを100%ノア濃縮還元ウルティメイトイージスと同じだと言うのでしょうか。
その理由は大きくふたつ。
理由1
ひとつは、ベータスパークアーマーの必殺技が必殺技が光の弓矢だったことです*1。とんでもないガバガバ判定のようですが、ほんとに椅子から転げ落ちるぐらいの衝撃を受けたのはベータスパークアーマーが弓を引いた瞬間だったんですよ(見た目が似てたからそこで気付いただけという話ですが)。
ベータスパークアーマーの武器は初代ウルトラマンの変身アイテムである「ベータカプセル」とティガの変身アイテムである「スパークレンス」を合体させたような形状の「ベータスパーク」という物です。棒状=矢のような形のベータカプセルと弓状の意匠を持つスパークレンスを組み合わせて弓矢にするというのは秀逸なデザインですよね。
しかし、弓矢型にそれだけでは無い「意味」を感じられる要素がこの映画には散りばめられていました。
理由2
それが第二の理由。『きたわれ』の中にはウルトラマンノアを匂わせるエッセンスがふたつほど散りばめられていた、ということです。
ひとつめの要素は「バラージの遺跡」。婆羅慈という名の遺跡が暴かれることで『きたわれ』の物語は始まるのですが、多くのウルトラシリーズファンはバラージと耳にした瞬間ノアの存在を思い浮かべることでしょう。(あと青い球)
もうひとつは「諦めるな!」というキーワード。『きたわれ』に登場する玉城ユウトという少年、彼は母親から教わった「諦めるな」という言葉とマインドを大切にして生きています。そして窮地に陥った時、その諦めない心がトリガーとなりウルトラマンティガへの変身を果たしました。また、そのようにして誕生したティガのエネルギーがベータスパークアーマーには込められています。
そしてこの「諦めるな」というフレーズ、ウルトラマンネクサスの作中にも何度も登場するキーワードなのです。ネクサス=ノア=ウルトラマンは諦めない人間のことを決して見放しません。
で、これらの「実質ノア成分」を浴びせられた上でベータスパークアローを見たとき
彼らの姿は確かに重なることでしょう。
更なる暴走
これでなんとかベータスパークアーマーとウルティメイトイージスは同格の存在だ!という滅茶苦茶な主張の説明は付けられたかと思います(そうか?)
あるいは、「ノア抜きでウルティメイトの境地に達した人々の光」が、ノアの代わりにXio*2のテクノロジーを依り代にして形になったものがベータスパークアーマーだと言い換えることも出来るかもしれません。
……さて、それではもう少し踏み込んで暴走してみたいと思います。
光の矢ってつまりは破魔矢なのでは?
ここでいう光の矢とは、当然ながら「アローレイ・シュトローム」「ファイナルウルティメイトゼロ」「ベータスパークアロー」の事です。
それぞれの弓が何に向けて引かれたものなのかを見ることで、この追加された暴論の説明をします。
1.アローレイ・シュトローム
この技を使うウルトラマンネクサスの敵は「スペースビースト」という宇宙生物です。ややこしいのでざっくり話しますが、ネクサスが戦った全てのスペースビーストは「ザ・ワン」という個体から分裂したものになります。
そしてその「ザ・ワン」の最終形態には「ベルゼブア」という名が付くのです。ベルゼブア……つまり蠅の王、悪魔ベルゼブブの名を。悪魔の名を持つ「ザ・ワン」から分裂したビースト達もまた、悪魔の眷属と言えるでしょう。*3
2.ファイナルウルティメイトゼロ
この矢は「アークベリアル」という怪獣(と化した悪のウルトラマン)に向けて放たれました。さっきみたいに回り道の説明をする必要もなく、ベリアルです。ソロモン72柱に連なる悪魔の名をそのまま冠しています。
3.ベータスパークアロー
婆羅慈遺跡をいじくったせいで復活した「閻魔獣 ザイゴーグ」を討伐したのがこの一矢。……はい、こちらは閻魔です。地獄の主の名を戴いています。
……以上の通り、ウルトラシリーズにおける光の弓矢は常に魔を討伐するために放たれているのです。人・宇宙・地球を脅かす邪悪な存在を討つ為に放たれる光の矢。それは人を害する邪気や呪いを打ち祓う破魔矢の概念と重なって見えはしないでしょうか。
それから余談気味ですが、初代ウルトラマンは仏像を、ウルトラセブンやウルトラマンネクサスは兜や甲冑をそれぞれモチーフにしているなど、彼らは何かと和風のモチーフに縁がある和製ヒーローです。仏教に端を発し、現在神社で販売されている破魔矢との親和性は高いように思えますね。
おわりに
このブログに「はじめに」が登場することは無いでしょう。
長々と書きましたが、つまり何が言いたいかって言うと「ベータスパークアーマー最高!『きたわれ』最高!」ってことですね。
人が人を、人が地球を想うときに生じる「絆の光」。それは窮地に立たされた人々が光の巨人という最後の希望を信じて「がんばれウルトラマン!!」と叫ぶときにも強く輝きます。
ベータスパークアーマーは単純に3人のウルトラマンの力が結集しただけの物ではなく、そういった人間の光が集うことで完成しました。
そして放たれる一筋の光明はまさに「これが!俺たちの!光だ!!」ということ……。最初に実質ウルティメイトイージス!って言ったことの本質はどっちかっていうとここですね。
テーマもテーマだし今回ここまで読んでくれた方は結構限られてるんじゃないかと思います。滅茶苦茶な主張に長々とお付き合いくださりありがとうございました。